想像力の肥溜め

文章というか、文字列の集合体

紀行本っていいよね

 

紀行本っていいよね。

先日友達との待ち合わせまで時間があるため、寄った本屋で買った本が紀行本だった。オードリーの若林が書いた「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」という本だ。本人が5日間の短い休みに一人でキューバに行った時の紀行が記されていて、ところどころにモノクロではあるが写真も入っていて、僕はなんだか今すぐにでも鞄に荷物を詰め込んで飛び出したい気分になった。ただ「〇〇に行った、こう思った」だけでなく、当人のバックボーンとの照らし合わせだったり、歴史的な話だったり、読者を飽きさせない内容になっていたので、買った足で向かった大宮駅のドトールでページをサクサク進めることができた(最初、横で行われていたネズミ講に気をとられたが)。

 

ところで、僕はYouTubeにアップされている、旅行を撮影した動画をたまに観るのだが、それがとてもおもしろい。テレビの旅行番組の個人版といった感じで、一般人が個人で撮影してるだけあって、ナレーションもなく、字幕もないが、それがあたかも自分が本当に行ってるような気分にさせる。最近は動画の画質に力を入れているカメラも多いので、それこそテレビにもあまり劣らない画質になってる動画も少なくない。

 

本と動画、それぞれにそれぞれのよさがあっていいと僕は思う。本は文章だけで風景だったり、見てるものだったりを表現しなくてはならないから、多少あいまい性が残ってしまう。それに対して動画はしっかりと、見たものを伝えることができる。ただし、本の描写には著者本人の主観が大いに含まれることで、反対にリアルに映るのかもしれないが。

 

あ~あ、旅行行きたいなあ~