想像力の肥溜め

文章というか、文字列の集合体

6月も半ば

 

やっと関東も梅雨入りだと言われた。

しかし、梅雨でも非梅雨でも、僕に学校に行くという使命があることには変わりない。春一番が吹いた日でも、快晴でも、秋晴れでも、木枯らし一番が女子高生のスカートの裾を翻そうとも、変わらず僕は学校に行く。そういうことになっている。

 

何はともあれ、1時間半をかけて僕は毎朝学校に行く。1時間半とはとても長い時間だ。カップヌードルであれば30個分ができあがるし、映画の予告編を40本ほど観る事ができる。何人の爪をヤスリにかけることができるだろうか。マメな女子高生の爪にペディキュアを塗ってあげることだってできるだろう。そんな1時間半を僕は毎朝消費している。そして夕方にもまた消費している。毎日3時間。1/8日。180分。これだけの時間があれば、カップヌードルであれば60個分ができあがるし、映画の予告編を80本ほど……。

 

閑話休題。最近の話だが、僕はなんとも大それたことをしてしまった。どうかしてしまったのかもしれない。なんとも不思議なことで、まだ自分自身半信半疑なのだが、

僕はスタバの店員アルバイトの面接を受けてしまった。スターバックスコーヒー、それは自意識の権化である。権化であるがゆえ、僕はその実体が気になって仕方がなかった。なので応募した。

質問といえば、まあさすがは自意識の権化といったところで、チームであることで見いだせるメリットは何か、相手との関わり方で一番気をつけてることは何か、のような残虐極まりない質問の形をした洗脳のようなもののシャワーを間髪入れずに浴びせてきた。僕はタジタジになった。鼻から変な汗が出てきた。面接官は毅然としていた。僕はまた鼻から変な汗が出た。

間も無くして面接は終わった。すかさず鼻から出た変な汗を拭き取った。そして一緒に面接を受けた女の子と一緒に家まで帰った。

 

ちなみに結果は見ていない。なぜなら僕は自意識の権化のペットになるつもりはないからだ。あくまで僕は中立でいたい。そして毎朝1時間半かけて学校に行くのだ。